クリスチャンダダ201920年秋冬メンズコレクションカオスの中に見出す一筋の光
2022年05月16日
(CHRISTIAN DADA)は、2019-20年秋冬メンズコレクションを、2019年1月20日(日)にフランス・パリで発表した。ダムタイプ「S/N」のメッセージに呼応したコレクション
今季のテーマは「SIGNAL NOISE」。デザイナーの森川マサノリが多大な影響を受けた、日本のアーティストグループ・ダムタイプの代表作「S/N」を題材にコレクションを展開。性・人種・国籍・セクシュアリティ・身体障害といったあらゆる境界線の歪みや偏見がなくなることを願う、という「S/N」の表現に呼応し、混沌とした世界の中に一筋の光を見出していくようなピースが登場した。ダークでアクティブなブラック
サーチライトが照射するランウェイに現れたのは、オールブラックのスタイリング。テープなラインが施されたロングコートやジャケット、パンツは、ダークな雰囲気ながらもどこかーだ。メンズウェアにもウィメンズウェアにも施されたテープのラインは、身体的な差はあっても内面的には差異がないことを暗示している。ダウンのフード付きストールは、身体の前に交差させたスタイリング。身軽でアクティブなムードを描き出す。シルエットは二極化
シルエットは、ショルダーやウエストを強調したスタイルと、ストリートテイスフェンディ帽子コピートのオーバーシルエットに二極化され、コレクションに緩急を生み出した。それはまるで、人間の多様性を表しているかのようだ。ジャケットには肩パッドを施し、シャープなシルエットを形作る。ダブルのジャケットには、光沢感のある糸で、自由を象徴する羽根のを刺繍。シャープで上品なシルエットと相まって、繊細な華やかさを演出する。
一方、白のを施したやブラックのダウンコート、淡いピンクのシャツなどはゆったりとしたで、ラフな表情を描き出す。加えて、ブランドブレスレットコピーしなやかなを刻む、も登場した。テレビのカラーバーをモチーフにしたニットなど
ニットウェアは、目を引くようなデザインを揃えた。テレビのカラーバーを彷彿させるモチーフや、動きのあるをあしらったピースは、着こなしに華やかさをもたらす。頭からかぶるとの付け襟とストールを兼ねたアクセサリーになるニットウェアは、なテイストを強めるアクセントとしてスタイリングに用いられた。人工的な表現
人体のサーモグラフィーをしたプリントや、直接的なメッセージを織り込んだ、ノイジーななどは、人工的でカオスな雰囲気を漂わせている。
また、コレクション終盤には、妖艶な光を放つアシッドグリーンを用いたルックが登場。黒地のフリースにはケミカルな空気感でタイダイが施されている。また、アシッドグリーン1色にカラーリングしたのやショートジャケットは、色の強さを感じさせるアイテム。造形はベーシックだが、パワフルな色彩によりアグレッシブな存在感を放っている。











Posted by jghyt at 07:24│Comments(0)
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